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- PH2/1 Portable H360mm
ストーリー
スペック
●高・360 巾・Φ200mm
●1.3kg
●仕上:シェード(ガラス)/乳白ガラス、内面フロスト仕上
トッププレート・支柱・ベース/シルヴァー・クロームメッキ
●付属のUSBケーブルまたは市販のUSB タイプ A to C ケーブルでUSB対応ACアダプターから充電可
●市販のUSB タイプ C to C ケーブルでパソコンから充電可
●市販のワイヤレス充電器(Qi規格)に対応
●連続点灯時間:100%点灯で約4.5~5.5時間
●無段階調光または 100%→45%→20%→5% の4段階調光の切り替え式
PHランプに加わった、ポータブルという選択肢
北欧照明を代表する「3枚シェードのPHランプ」。アイコニックなそのフォルムは、ドラマや映画でも見かけることが増えていると思います。
かねてよりペンダントライトやフロアスタンド、テーブルライトなど幅広いバリエーションがあったPHランプですが、今回新たに加わったのがポータブルライト。かつてその可愛らしさや気軽さで、雑貨として愛されていたポータブルライトですが、徐々に照明の一つのジャンルとしてその存在を確立しつつあります。空間に美しい陰影を広げるPHランプも、コードがなく調光も可能になったことで、新たな活躍の場が生まれています。
ポータブルで変わるPHランプの活用

場所を選ばない
充電が必要ない代わりに、電源場所に縛られる旧来のモデルは、据え置きの家具のような使い方が一般的でした。コードレスになったことで家中の好きな場所に持ち込み、その佇まいやあかりを試せるようになっています。また、本体はメッキ仕上げなので気軽に持ち運べます。

シーンに応じて光を変えられる
持ち運べるポータブルになったPHランプには従来のモデルにはなかった調光機能が搭載されており、それぞれのシーンに最適な明るさで使えるように進化しています。また、明るさを落とすと温かみある電球色に近づく「ディム・トゥー・ウォーム調光機能」もあり、とりわけ憩いの雰囲気の演出に最適な仕様になっています。

コードレスという安心
ポータブルライトになったPHランプは、小ぶりなテーブルや本棚など、コードを取り回しづらい場所にも収めることができます。また、コードに足を引っかける危険もないことから、人通りが多い場所でも安心してお使いいただけます。
こうした特徴から従来のモデルが取り入れにくかったご家庭でも選択肢に入れられるようになりました。

PH2/1シリーズのバリエーション
PHランプシリーズの名前に冠された数字は、シェードのサイズを表しています。つまり、カテゴリが違えどPH 2/1のシェード部分の直径は全て同じ20cmです。見た目もそっくりな有線テーブルモデルとポータブルモデルですが、充電池を収める分、ポータブルの台座は少し厚みがあり、高さもわずかに大きいことがわかります。
また、さまざまな用途のモデルが統一感ある見た目で揃うのもPHランプの魅力ですので、少しずつ買い足して理想の空間を作る楽しみもあります。

PHシリーズのテーブルランプ
PHランプが備える乳白ガラスのシェードは、ランプ全体を柔らかく見せ、グレア・フリー(眩しさのない)の光で周囲を照らします。また、3枚のシェードのデザインは、光源の光を最大限に活用するため、対数螺旋という曲線に沿い設計されています。当初、ペンダントランプとして生まれたPHランプでしたが、北欧でよく見かける「低く吊るすペンダントランプ」の代わりとして、1927年の初めに最初のPH テーブルランプが完成しています。

Poul Henningsen / ポール・ヘニングセン
PHランプを設計した照明デザイナーがポール・ヘニングセンです。1894年のデンマークで生まれ、生涯を通して200種類以上の照明を生み出しました。
PHランプは単なるランプではなく、包括的な照明システムであり、そこにはペンダント、ウォール、テーブル、フロア、シャンデリアなど数々のバリエーョンが含まれます。また、組み合わせやオプションも多数ありました。彼が目指したのは単なる照明器具のバリエーションの増加ではなく、照らし出される人や物、あるいは空間を理想的に見せるために最適な「良質な光」の追求でした。
多くの名作照明を世に送り出したヘニングセンの、光の色、グレア、陰影といった照明の基礎となるキーワードや、光に関する考察は、今日の照明文化においても尚、重要な意義を持ち続けています。