Arne Jacobsen (アルネ・ヤコブセン)
デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセン。モダン様式の代表的存在であり、今日のモダンデザインの原型となった最も影響力のあるデザイナーの一人です。彼の作品はデンマーク国立銀行のような壮大な建築から、ローゼンダール社が復刻した掛時計、バンカーズクロックといった小品にまで及びます。施設や空間と製品ではその規模も種類も別のものに思えるかもしれませんが、ヤコブセン氏はトータル・デザインと呼ばれる考え方のもと、それらを一貫した哲学でデザインしました。彼はただ個々のオブジェクトを設計しようとしたのではなく、建築やそのインテリアとともに暮らす人々の生活をデザインしていたのかもしれません。彼は1950年代から歴史あるインテリアメーカー、フリッツ・ハンセン社とともに家具デザインを手がけており、当時、新素材だった成型合板を用いたアントチェアやセブンチェア、SASロイヤルホテルのために設計されたエッグチェアは現在も同社が製造・販売を担っています。同ホテルではAJシリーズの照明もデザインしており、こちらはルイス・ポールセン社により製品化され、現在のでも世界中で愛され続けています。
Arne Jacobsen (アルネ・ヤコブセン)
デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセン。モダン様式の代表的存在であり、今日のモダンデザインの原型となった最も影響力のあるデザイナーの一人です。彼の作品はデンマーク国立銀行のような壮大な建築から、ローゼンダール社が復刻した掛時計、バンカーズクロックといった小品にまで及びます。施設や空間と製品ではその規模も種類も別のものに思えるかもしれませんが、ヤコブセン氏はトータル・デザインと呼ばれる考え方のもと、それらを一貫した哲学でデザインしました。彼はただ個々のオブジェクトを設計しようとしたのではなく、建築やそのインテリアとともに暮らす人々の生活をデザインしていたのかもしれません。彼は1950年代から歴史あるインテリアメーカー、フリッツ・ハンセン社とともに家具デザインを手がけており、当時、新素材だった成型合板を用いたアントチェアやセブンチェア、SASロイヤルホテルのために設計されたエッグチェアは現在も同社が製造・販売を担っています。同ホテルではAJシリーズの照明もデザインしており、こちらはルイス・ポールセン社により製品化され、現在のでも世界中で愛され続けています。