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- TALIESIN 1 H508mm
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ストーリー
ライトの建築造形形態のひとつである方形屋根がデザインに取り入れられ、まるでタリアセン内部に小さな建物があるかのように見えます。この照明器具はライトのクライアントにも気に入られ、以降彼の設計した住宅でもしばしば使用されることになりました。
スペック
●サイズ:高・508 巾・406 奥・356mm 質量・1.9kg
●材質・仕上:チェリー塗装仕上 和紙調樹脂シート
●デザイナー:Frank Lloyd Wright
●ランプ別売
中間スイッチ付
※天然素材を使用しているため、木目や色に個体差があります
TALIESIN 1(タリアセン 1)は、ウィスコンシン州、スプリング・グリーン、タリアセンにあるフランク・ロイド・ライトの夏の家のためにデザインされた照明器具です。ライトの建築造形のひとつである方形屋根がデザインに取り入れられ、まるでタリアセン内部に小さな建物があるかのように見えます。素材に選ばれたチェリーやウォルナット材はこの形態にアメリカンクラフトデザイン独特の味わいを与え、調和を生み出しています。この照明器具はライトが1955年に設計を手がけたドナルド・ラヴネス夫妻の住宅でもフロアランプにリデザインされ使用されるなど、彼の設計した建築でしばしば登場することになりました。
TALIESIN (1911)
ーライトの理想が結集された総合建築ー
タリアセンと称されるウィスコンシン州スプリンググリーンの敷地内のライトの自邸、設計事務所、教育施設やその他の建物は周囲のコミュニティーの生活に寄与するものでした。プロジェクトの起源は、母親の夏の家を建造することにあり、自然環境を破壊しないような設計がなされました。2019年には落水荘やグッゲンハイム美術館とともに世界遺産に登録されています。
フランク・ロイド・ライト財団が認定した正統な復刻シリーズ
世界的な建築家、フランク・ロイド・ライトが設計した照明器具の正確な復刻シリーズです。米国のフランク・ロイド・ライト財団の全面的な協力のもと、YAMAGIWAが現存する図面、現地調査、厳正な試作検査を経て、ライトの作品を現代に甦らせました。 YAMAGIWAがご紹介するフランク・ロイド・ライトの照明器具の全てには、シリアルナンバーが刻印された真鍮プレートが付いており、これはフランク・ロイド・ライト財団が認める正規商品であることの証です。タリアセンの支柱にみられる四角い色のついた意匠には、ライトのお気に入りの色、チェロキーレッドがほどこされています。四角い赤はライトのマークでもあり、事務所の図面の承認印としても使われました。
フランク・ロイド・ライト財団
フランク・ロイド・ライト財団は、ライトの優れた装飾的デザインの復刻・ライセンス生産計画を1985年に始動し、家具、テーブルウェア、テキスタイル、オブジェなどを厳選した一流企業と提携しました。照明器具の分野においては、建築家や職人との協働に豊富な経験と実績、さらに高品質な器具が高く評価され、1992年にYAMAGIWAが正式に復刻のライセンスを取得し、1994年にタリアセンなど今日ライトの代表作とされるシリーズを発表しました。
Frank Lloyd Wright
(1867〜1959)
フランク・ロイド・ライトはル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエと共に20世紀を代表する3大巨匠建築家のひとりです。ライトは生涯1100以上の設計をてがけ、およそ400件が実現しました。公共建築、高層建築、美術館、遊技施設、宗教建築、高級住宅から一般住宅にいたる多岐にわたる建築だけではなく、家具や照明、テキスタイル、アートガラス、テーブルウェアもデザインしました。日本においても旧帝国ホテル、自由学園明日館などの作品で、我が国の近代建築の発展、西洋建築の普及に大いに貢献した建築家として知られています。2019年には、アメリカの建築分野で初めて、8つの作品群が世界遺産に登録されました。