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名作照明を書籍で読み解く インタラクティブな企画展

YAMAGIWA 東京ショールームで開催された企画展示「光を読む―Joy of Lighting Design and Books」。「照明」と「書籍」という2つの属性を掛け合わせたユニークな催しです。会場には、スタイリスト 黒田美津子氏 がキュレーションした照明・家具に並び、貴重な書籍資料が展示され、名作といわれたデザインを体験しながら、書籍から生まれた背景や変遷に思いを馳せることができました。

今回はさまざまなエリアの中から、一部の様子をお届けします。

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エリア 1 |パントンのポートフォリオ

こちらはミッドセンチュリーを代表するデザイナーの一人、ヴァーナー・パントンの作品が並んだエリア。黒田氏はエリアごと、テーマに変化を設けており、このエリアでは、楽しい光に出会うことで元気になれる空間として設計されています。ヴァーナー・パントン自身も「色」に特別な思い入れを持っていたことで知られ、プロダクトデザインに鮮やかな色彩を持ち込むことで、生活に活力をもたらすことを意図しデザインを行なっていることを語っています。

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エリア 2 |バウハウスのアトリエ

こちらは架空のアトリエをコンセプトにしたエリア。デスクやチェアはトーネットのものをコーディネートしています。トーネットは画家、ワシリー・カンディンスキーも教鞭をとった教育機関「バウハウス」の家具を制作したことで知られ、エリアにはバウハウスの活動をつづった書籍も豊富に用意されています。

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会場には他にも、日本を代表するデザイナー 倉俣史郎の貴重な照明を始め、すでに手に入らない希少な資料・コレクションが満載。デザインを学ぶ人にも、自宅のインテリアを考える人にも、またとない機会となっていました。

光を読む―Joy of Lighting Design and Books

入場無料(予約不要)
〈YAMAGIWA TOKYO〉東京都港区芝3-16-13 MARUWAビル3F

開催期間:2023年1月31日(火)まで
営業時間:11:00~18:00 ※12月8日(木)のみ17:00まで
定休日:水・日・祝・12/27~1/4

都営大江戸線「赤羽橋」駅から徒歩4分
都営三田線「芝公園」駅から徒歩6分

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黒田美津子

くろだ・みつこ インテリアスタイリスト スタイル・ディレクター インテリアデコレーター ライター1988年「Hanako」(マガジンハウス)創刊メンバーとして雑誌記者に。8年間のHanako記者生活の後、フリーランスとして出版各社の女性誌、デザイン誌を中心に各誌で記事制作、執筆、スタイリングを担当。現在は広告、イベント、展示、商業施設、ホテル、住宅、レストランのインテリアディレクション、スタイリング、コンセプトワークまで幅広く手がける。著書「HAPPY STYLE a to z」(ギャップ出版)、「ずっと美しい人のインテリア」(集英社)など。