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折り目の手がかりはシートに加工された凹凸のラインだけ。実際触った私たちにも山折り・谷折りの区別もつきませんでした。 上下の折り返しが終わった後は、ゴムバンドで固定し、形状を記憶させるために一晩寝かせます。
ブランドの基本となるデザインで、小さなものなら1日に80個は折り上げ、サイズが大きい「101XXL」などは3人がかりで1日かかることもあります。
サイナスラインのフォルムは、波状のひだを折り上げていくことで形になります。 平面のシートをひっくり返しながら、山折りを繰り返し、みるみるうちに立体的な形が現れていく様子は、見ていて圧倒されます。
レ・クリントのプリーツシェードを折り続けて17年のベテランである職人のマリアさん。実演でも、折り初めから完成まで何も見ず、一切迷うことなく形にされていました。レ・クリントのシェードには図面がなく、マリアさんも先輩から教わりながら、一つひとつ体得されたそうです。
北欧照明の代表ブランドの一つ、レ・クリント。1943年の創業より続く、手折りのプリーツシェードで世界的に知られます。同社は一貫してメイド・イン・デンマークにこだわり、職人技術を守りながら、生産過程までクリアなものづくりを続けています。このページでは、取扱店向けに行われたブランドの理解を深めるイベントの中から、デンマークより来日した熟練工であるマリアさんが披露してくださったプリーツシェードの手折り作業を動画にてお届けします。レ・クリントの照明が持つ独特の温もりや、工芸美の裏側を感じ取っていただければと思います。
イベントにはレ・クリントのCEOであるキムさんも来日。気さくなお人柄で、ユーモアを交えながらも情熱的に、ブランドが大切にしているエッセンスについて語ってくださいました。以下ではその一部を抜粋してお届けします。
— キムさんが思う「長く使い続けられ、愛され続ける製品」の秘訣はなんでしょうか?
「品質がいい」ということが何より大切ですね。そして次の世代まで使い続けるために修理やメンテナンスができるようになっていることが必要です。サステイナブルであることも大事な要素です。「どの素材を選ぶか」、「その素材がどこからきているか」、「耐久性があるか」この3つの要素に注意を払うことが必要です。
— クラフトマンシップ(職人技術の伝統)を守り続けるために大切なことはなんでしょうか?
デンマーク国内での生産を続けることが最も大切です。自国で作り続けることで、製品の「DNA」を守ることができます。
— どのような人にレ・クリントの製品を使ってもらいたいでしょうか?
点消灯を問わず、佇まいが美しい、単なる照明器具以上の魅力を求めている方にぜひ使っていただきたいですね。