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タリアセン3 スタッフレビュー
YAMAGIWAについて
新色オーク追加|世界遺産"TALIESIN"の一部として設計されたフロア照明
Product ID 322S7501
Brand フランクロイドライト
Designer Frank Lloyd Wright
Category フロアライト
フロアライト-リビング
[322S7501]
納期:約3~4日(休業日除く)
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名作照明シリーズ、「タリアセン」に、堅牢で美しい木目が特徴のオークを追加しました。オークは切り出し方(板目と柾目)によって木目が大きく異なり、様々に現れる文様の美しさから高級家具にも多く採用されます。中でも稀に現れる「斑(ふ)」模様の入ったものはコレクターにも愛好されています。さらに経年により変化する趣深い褐色は、育てるアンティークとしての喜びも与えてくれます。環境に配慮し、無駄なく切り出された木材は光源を覆うボックスの各面毎に異なる木目を生み出し、自然素材特有の豊かな表情を楽しめます。TALIESIN 2(タリアセン 2)は世界的な建築家、フランク・ロイド・ライトが1933年に設計したフロア照明。ライトの理想が結集された夏の家「タリアセン」に併設された体育館、ヒルサイド・ホーム・スクール(1902)を劇場に改装する際、生まれたペンダント照明を元にデザインされました。両者に共通する特徴としてはガラスやシェードを用いず心地よい間接光を生み出すこと。ランプを覆うブロックは光源を上下方向の光に変換し、遮光板に反射させることで間接光の心地よい明るさが生み出します。YAMAGIWAはフランク・ロイド・ライトが設計した照明器具の正規な復刻メーカーです。米国のフランク・ロイド・ライト財団の全面的な協力のもと、YAMAGIWAが現存する図面、現地調査、厳正な試作検査を経て、ライトの作品を現代に甦らせました。シンプルな構造の中には、一見気づかない建築家の精緻な意図が通底しており、正規復刻までには数多くの困難が伴いました。
●ランプ:E17 ミニクリプトンランプクリア 25W×10●サイズ:高・2038 巾・□408mm 質量・20.0kg●材質・仕上:ホワイトオーク塗装仕上●デザイナー:Frank Lloyd Wrightフットスイッチ付※E17 LED電球クリア 35Wタイプ(LDF004D)使用可(別売)※天然素材を使用しているため、木目や色に個体差があります
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20世紀建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトが1952年に設計した「TALIESIN 2」。ランプを覆うセードと、遮光板の連続からなるオブジェのような佇まいが印象的なフロアスタンドです。抽象化された樹木のような姿は、日差しの中で木陰のように陰影を巡らせ、夜は柔らかな間接光とリズミカルなシルエットで、心地よい空間を演出します。
右上:正規復刻品を示すシリアルプレート 右下:タリアセン(1911)に置かれるタリアセン2 インテリアでありながら、エクステリアを思わせる外観を備えるタリアセン2は、まさに最小単位の建築。一見シンプルに見える構造にはフランク・ロイド・ライトの思想・技術の粋が結集されています。1990年代、F.W.ライト財団の強い要望の元、復刻に着手したYAMAGIWAは、より高い精度でその設計を読み解くため、全米各地に現存する「タリアセン」の調査を実施。意外なことに、その寸法は設置される空間ごと微妙に異なっており、ライトが実に繊細な調整を行っていたことが判明しました。このデータをもとに、YAMAGIWAは本当の意味で原典に忠実な「タリアセン」を追求。現在も世界で唯一の「正規復刻品」の生産を行っています。
フランク・ロイド・ライトはル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエと共に20世紀を代表する3大巨匠建築家のひとりです。その生涯において1100以上もの建築計画に携わり、後世の建築家に大きな影響を与えました。
自身の建築を「有機的建築」と称したライトは、自然の中から新たな魅力を抽出し、人の営みと調和させる独自の建築を追求しました。彼の作品として知られるロビー邸(1908)にも、地平と調和する水平線を多用することで、建築と自然の融合を試みる「草原住宅(プレーリーハウス)」が採用されています。
太陽の光と照明のあかりを取り持つTALIESIN 2は、そんなライトの思想を象徴する存在。彼は全体と部分が調和することも「有機的建築」の条件として考えており、照明以外にも家具、テキスタイル、アートガラス、テーブルウェアに至るまで建築の一部として設計しました。彼が手がけた物件は高層建築、美術館、宗教建築、高級住宅といった大掛かりなものから、一般住宅にいたるまで多岐にわたり、2019年には、アメリカの建築分野で初めて、8つの作品群が世界遺産に登録されています。
かつて日本に訪れ、鳳凰院平等堂や浮世絵といった日本美術に強い影響を受けていたライトは、晩年、帝国ホテルの設計に没頭していくことになります。彼はのちに自由学園明日館や山邑邸などの物件も手がけており、日本の近代建築の発展に大きく貢献しました。ライトがアメリカに次ぐ第二の母国として愛した日本には、今もタリアセンのあかりが灯され、現代に彼の眼差しを伝えています。
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