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YAMAGIWA / ヤマギワ
2023年、創業100周年を迎えるYAMAGIWAは、日本の照明文化の発展に取り組むライティングブランドです。その源流は、創業者がアメリカで出会った欧米の照明文化にあり、以来海外照明の輸入を通して「暮らしを豊かに彩る良質な光」を提案しています。その担い手であるデザイナー・建築家と強いパートナーシップを結ぶYAMAGIWAは、倉俣史朗や伊東豊雄、ヴァーナー・パントンなど国内外多数のクリエイターと協働し、数々の名作照明を生み出してきました。 1992年からは照明に関する技術力を評価され、米国フランク・ロイド・ライト財団とライセンス契約。フランク・ロイド・ライトが遺した照明作品の復刻を行なっています。2017年には財団公認のオマージュ企画として「Hommage to Frank Lloyd Wright」が開始され、日本を代表する建築家・デザイナーがライト氏の作品を再解釈した新作を発表するなど新たな試みを行っています。 YAMAGIWA新作照明 PICK UP 2024年の新作照明はこちら 定番照明 PICK...
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YAMAGIWAのシーリングライト
古くから照明専門会社として、デザイン照明の輸入・開発を手がけてきたYAMAGIWA。オリジナルのシーリングライト(天井照明)シリーズも、器具自体のフォルムだけでなく、置かれる空間との相性や、光が生み出す雰囲気まで含めた美しさを追求しています。それを裏付けるのは、長い歴史を持つ照明会社としての技術力。不快な眩しさのない光=グレアレスの伝統から生まれる照明は、食事が美味しく見えるダイニングや、心地よく眠ることができる寝室など、暮らしに新たな価値をお届けします。 目次 ・美しさにこだわったシーリングライト ・シーリングライトの選び方 -全体照明タイプ -アンビエントライトタイプ ・お部屋から選ぶ ・人気モデル ・実物を見て選ぶ Aesthetics 美しさにこだわったシーリングライト 「シーリングライト」という言葉からはプラスチックシェードで覆われた、円盤状のものがイメージされやすいのではないでしょうか。それが調和する空間も勿論ありますが、本来はインテリアスタイルごと、最適なシーリングライトのデザインは異なるはず。例えば、ロングセラーモデルの一つである「レフィーノ」は、プリーツを施したファブリック(布地)シェードを採用することで、ナチュラルな印象のインテリアにも違和感なく調和します。ただ単体として美しく見えるというだけに留まらず、それが設置された空間を含めた美しさを追求するYAMAGIWAのデザインシーリングには、日本の住空間に寄り添い続けてきた蓄積が生かされています。...
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zanotta / ザノッタ
Zanotta / ザノッタ イタリアン・デザインを代表するインテリアブランド、Zanotta(ザノッタ)。1954年、アウレリオ・ザノッタ氏によってソファメーカーとして設立されて以来、自由な発想と技術力で驚くべき家具を世に送り出してきました。その特徴は、60年代よりコラボレーションを進めてきた前衛的なデザイナーたちによる、美術とインダストリアルが高度に融合したプロダクトにあります。代表的な例が、アッキーレ・カスティリオーニのダイニングテーブル「レオナルド」やスツール「メッザドロ」で、前衛芸術家マルセル・デュシャンの表現手法に倣い、イーゼルやトラクターの座席など、日常の既製品をインテリアに取り込み新たな家具を生み出しています。 他にも梱包材をを詰め込んだ袋を、自由に変形できるチェアとして発表した「サッコ」や、カルロ・モリーノの「カボール」など、モダンアートにも通じる、ユニークな家具がザノッタの刺激的なコレクションを彩っています。他に代表的な製品としてイタリア工業デザインの父と呼ばれるマルコ・ザヌーゾのラウンジチェア「マッジョリーナ」や、ガエ・アウレンティによるステンレス性の折りたたみ椅子「エイプリル」があります。 PICK UP Sacco Design: Gatti, Paolini, Teodoro...
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“One eye sees,the other feels.” Wästberg の 生み出す 感性のあかり
確固たる信念のもとにプロダクト作りを行うスウェーデンの照明ブランド、Wästberg(ヴァストベリ)。創業 2008年の新鋭ながら、早くも北欧照明の中でも独自の立ち位置を確立しています。 その特徴が徹底した「人間中心のデザイン」。光のニーズを身体と感情という2つの側面に分け、両面から人間が心地よく暮らせるあかりを手がけています。その姿勢は、照明器具のみならずキャンドルやオイルランプをデザインしていることにも表れています。日本でまとまった数が見られる機会は今回が初となるヴァストベリですが、国内では早くからスタイリストとコーディネーターの間で話題になっていました。 インテリアスタイリストとして数多くのプロジェクトに携わる黒田美津子さんもその一人。北軽井沢で行われたオープンアトリエ&企画展『unplugged/山の上等』では、黒田さんの企画スタイリングのもと、ヴァストベリの照明が大胆にフィーチャーされた展示が行われました。今回は黒田さんにヴァストベリの照明の魅力や、イベントの内容についても深く掘り下げお話しいただきました。当日の様子もあわせてお楽しみください。 ー ことし2024年から、YAMAGIWA はヴァストベリの輸入をスタートしました。実は以前から黒田さんもこのブランドに注目されていたと聞きましたが、魅力を感じたのはどんなところでしょうか。 まず、芯のあるもの作り、はっきりとした信念に基づいて製品を生み出している姿勢が好ましいと思いました。時代に流されず、鋭いデザイン感覚で一歩先を行っているという印象。 ヴァストベリ オフィシャルサイトの言葉、"One eye sees,...
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アッキーレ・カスティリオーニ
Achille Castiglioni (アッキーレ・カスティリオーニ) 1918年、イタリア ミラノ生まれ。ミラノ工業大学建築学科卒業後、兄のピエル・ジャコモとともに建築や都市設計、家具や小物などのデザインに携わります。1962年にフロスが設立される際、兄とともにデザイン責任者として参画し、大理石のベースから優雅な曲線を描きながら伸びるアームを持つ「ARCO」、自動車のヘッドライトを利用してデザインされた「TOIO」をはじめ多くの秀作を発表しました。その後、フロス、ザノッタ、アレッシィ、ダネーゼなど多くの企業から作品を発表。9度のコンパッソ・ドーロの受賞をはじめ多くのデザイン賞を受賞し、作品はMoMA(ニューヨーク近代美術館)、ビクトリア&アルバート博物館などの美術館に収蔵されています。 Achille Castiglioni (アッキーレ・カスティリオーニ) 1918年、イタリア ミラノ生まれ。ミラノ工業大学建築学科卒業後、兄のピエル・ジャコモとともに建築や都市設計、家具や小物などのデザインに携わります。1962年にフロスが設立される際、兄とともにデザイン責任者として参画し、大理石のベースから優雅な曲線を描きながら伸びるアームを持つ「ARCO」、自動車のヘッドライトを利用してデザインされた「TOIO」をはじめ多くの秀作を発表しました。その後、フロス、ザノッタ、アレッシィ、ダネーゼなど多くの企業から作品を発表。9度のコンパッソ・ドーロの受賞をはじめ多くのデザイン賞を受賞し、作品はMoMA(ニューヨーク近代美術館)、ビクトリア&アルバート博物館などの美術館に収蔵されています。
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アルネ・ヤコブセン
Arne Jacobsen (アルネ・ヤコブセン) デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセン。モダン様式の代表的存在であり、今日のモダンデザインの原型となった最も影響力のあるデザイナーの一人です。彼の作品はデンマーク国立銀行のような壮大な建築から、ローゼンダール社が復刻した掛時計、バンカーズクロックといった小品にまで及びます。施設や空間と製品ではその規模も種類も別のものに思えるかもしれませんが、ヤコブセン氏はトータル・デザインと呼ばれる考え方のもと、それらを一貫した哲学でデザインしました。彼はただ個々のオブジェクトを設計しようとしたのではなく、建築やそのインテリアとともに暮らす人々の生活をデザインしていたのかもしれません。彼は1950年代から歴史あるインテリアメーカー、フリッツ・ハンセン社とともに家具デザインを手がけており、当時、新素材だった成型合板を用いたアントチェアやセブンチェア、SASロイヤルホテルのために設計されたエッグチェアは現在も同社が製造・販売を担っています。同ホテルではAJシリーズの照明もデザインしており、こちらはルイス・ポールセン社により製品化され、現在のでも世界中で愛され続けています。 Arne Jacobsen (アルネ・ヤコブセン) デンマークの建築家、アルネ・ヤコブセン。モダン様式の代表的存在であり、今日のモダンデザインの原型となった最も影響力のあるデザイナーの一人です。彼の作品はデンマーク国立銀行のような壮大な建築から、ローゼンダール社が復刻した掛時計、バンカーズクロックといった小品にまで及びます。施設や空間と製品ではその規模も種類も別のものに思えるかもしれませんが、ヤコブセン氏はトータル・デザインと呼ばれる考え方のもと、それらを一貫した哲学でデザインしました。彼はただ個々のオブジェクトを設計しようとしたのではなく、建築やそのインテリアとともに暮らす人々の生活をデザインしていたのかもしれません。彼は1950年代から歴史あるインテリアメーカー、フリッツ・ハンセン社とともに家具デザインを手がけており、当時、新素材だった成型合板を用いたアントチェアやセブンチェア、SASロイヤルホテルのために設計されたエッグチェアは現在も同社が製造・販売を担っています。同ホテルではAJシリーズの照明もデザインしており、こちらはルイス・ポールセン社により製品化され、現在のでも世界中で愛され続けています。
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アルヴァ・アアルト
Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト) アルヴァ・アアルトはフィンランドで1898年に生まれた建築家です。彼は建築と家具を相互に補完し合うものと考え、設計した建築に合わせ多くの家具をデザインしました。1935年には妻アイノ・アアルトらとともに自身のデザイン作品を生産・販売するための企業、artek(アルテック)を立ち上げます。artとtechnologyを組み合わせた造語「artek」は、アアルトの理念そのものと言えます。彼のデザインはソファ、テーブル、コートハンガーなど多岐に渡りますが、有機的で使う人の生活に寄り添ったデザインは一貫しています。彼の代表的な作品にはスツール60や、パイミオチェアとも呼ばれるアームチェア41、900ティートロリー等の家具や、ゴールデンベル、ビーハイブ等の照明、またイッタラで製作されたベースやトレイがあります。 Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト) アルヴァ・アアルトはフィンランドで1898年に生まれた建築家です。彼は建築と家具を相互に補完し合うものと考え、設計した建築に合わせ多くの家具をデザインしました。1935年には妻アイノ・アアルトらとともに自身のデザイン作品を生産・販売するための企業、artek(アルテック)を立ち上げます。artとtechnologyを組み合わせた造語「artek」は、アアルトの理念そのものと言えます。彼のデザインはソファ、テーブル、コートハンガーなど多岐に渡りますが、有機的で使う人の生活に寄り添ったデザインは一貫しています。彼の代表的な作品にはスツール60や、パイミオチェアとも呼ばれるアームチェア41、900ティートロリー等の家具や、ゴールデンベル、ビーハイブ等の照明、またイッタラで製作されたベースやトレイがあります。