S220F オークバニッシュ/クローム SH460mm

座る人にゆるやかに寄り添うウッドシェルチェア

S220と、そのバリエーションであるS220Fは、背もたれから座面までを木製のシートシェルで表現したチェア。有機的に体に寄り添うカーブと、空間にオーガニックな雰囲気を演出する木の風合いが特徴です。デザインを手がけたサム・ヘクト & キム・コリンは、トーネットのアーカイブにインスピレーションを受けており、そのフォルムには過去の名作の面影が感じられます。

幅広いシーンに調和する普遍的なデザイン

S220は、幅広い用途を想定しデザインされています。オフィスや会議場では、カンファレンスチェアとして。住宅ではダイニングチェアとして。あるいはカフェやレストランのコーヒーチェアとしても調和します。また、スタッキングも可能なのでコンパクトに収納できます。

トーネットの木材加工技術が可能にした座り心地

S220にはコーヒーハウスチェアから続くトーネットの伝統である、高度な木材加工技術が生かされています。プライウッド（成型合板）を採用したS220のシートシェルには、注意深く見ると各部で異なる、繊細なカーブが施されており、触れる体の部位ごとに最適化されています。また、座面前端のカーブは「Waterfall Edge（滝のようなエッジ）」と呼ばれ、パイプフレームが描く曲線を柔らかに包んでおり、圧迫感のない座り心地を生み出す設計です。

バリエーション

シリーズはアームレスタイプのS220と、木製アームレストを備えたS220Fに分かれます。通常の座面にはオークとウォルナットがあり、樹種により異なる美しさを楽しむことができます。他にもカラー塗装が施されたバージョンや、フレームの処理により数多くのバリエーションがありますので、お気軽にお問い合わせください。

Sam Hecht & Kim Colin / サム・ヘクト & キム・コリン

ロンドン出身の工業デザイナー、サム・ヘクトと、ロサンゼルス出身の建築家キム・コリンは、2002年よりロンドンに自身のデザインスタジオ Industrial Facilityを構え活躍しています。２人が手がけるする案件はプロダクト、家具、空間デザインと多岐にわたっており、どの作品にも現代の生活様式に対する独自の洞察を踏まえたフォルム、実用性、シンプルさが通底しています。彼らは共に、哲学的でありながら実用的なアプローチで、国際的なに著名なプロジェクトを成功させてきました。そのクライアントはEmeco、Herman Miller、Mattiazzi、Muji、Santa & Cole など各分野のリーディングカンパニーの名前が並んでいます。