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- Atelier Chair ブラック/ビーチ SH455mm
ストーリー
スペック
●脚・座面:無垢材 座面:成型合板
●ビーチ(ブナ)材/ラッカー仕上げ
●スタッキング可(7脚まで)
・東京23区の場合:1脚の基本送料 1,800円(税抜)となります。お届け地域により送料が異なります。

ストックホルムの国立美術館に新設されたレストランのためにデザインされた「アトリエチェア」。すっきりとしたシルエットと幾何学的なライン、前脚と後脚を繋げるデザインは、見る人の記憶に残る親しみやすさと、確かな存在感をたたえています。

1866年、ヨーロッパの先端を行く美術館として開館したストックホルム国立美術館でしたが、100年以上の年月を経たことで大規模な大規模な改修を必要としていました。これを現在進行形で進化を続ける北欧デザインの「今」を施設内 に取り入れる最高の機会と考え、スウェーデンを拠点とする4組のデザイナーと北欧のメーカーや企業とともに、公共空間のリノベーションプロジェクトに取り掛かりました。

リニューアルを迎える2018年10月、美術館のレストランには普遍的なデザインの木製の椅子が並んでいました。そこは「アーティストのアトリエ」というコンセプトを与えられたダイニングホール。美術館に並ぶアートの完成品が生まれる場所です。それにちなんで、これらの椅子はアトリエチェアと名付けられました。

レストランのダイニングホールのリノベーションとデザインを担当したのは、ガブリエラ・グスタフソン (Gabriella Gustafson) とマティアス・シュタルバウム (Mattias Ståhlbom) によって設立されたストックホルムのデザインスタジオTAF。"日々の暮らしに溶け込みいつしか無くてはならないものとなるデザイン”を目指すことを目的と掲げ製品を生み出し続けています。TAFはニューヨーク近代美術館 (MoMA) でも展示を行い、そのデザインはストックホルム国立美術館の永久コレクションに加えられています。製造を担ったのはアルテック(Artek)。モダンな建築にふさわしい現代的な家具の追求から始まった同社は、創業当時から積み重ねてきた木材による家具開発の専門的な知識と技術を評価され、アトリエチェアの開発に携わりました。両社に共通する建築を通したインテリアへの哲学がアトリエチェアにもあらわれています。

アトリエチェアは、スウェーデンの建築家スヴェン・マルケリウス (Sven Markelius) が20世紀初頭にデザインした椅子から着想を得ており、柔らかな曲線の背もたれや前脚と後脚を繋げるデザインは形式ばらない、日常に使 いやすいものです。その温かみのある木の素材は、持続可能な生産とデザインを大切にしてきたアルテックの思いを受け継ぎ経年変化による味わいを楽しむことができます。