繊細で暖かみある明かりが灯る限定スタンド

PH 3/2 Dusty Terracotta

PH 3/2 ダスティー・テラコッタはルイスポールセン2025年の限定モデル。毎年秋に発表される特別な装いのコレクションとなります。今回の仕様はPHランプのスタンドの中でもトップシェードが直径28.5cmのモデルをベースに、ガラスシェードが淡い暖色系のカラーガラス「ダスティ・テラコッタ」に変更されており、空間に暖かな雰囲気と気品ある佇まいを演出します。
今年の限定ランプは2025年10月1日から2026年1月31日までの期間限定受注となります。

10周年を迎えるルイスポールセンの限定ランプ

ルイス・ポールセンは2014年から現在に至るまで13種類の限定ランプを発表してきており、今年が10周年の節目となります。毎年年末から新年までの3ヶ月間のみ受注を受け付ける特別なランプは、ボディの材質が無垢の真鍮に変更されたり、ガラスシェードが特別なカラーに変更されるなど、他にはない驚きを持って迎えられてきました。

PH 3/2 ダスティー・テラコッタは昨年好評だったPH 2/1 ダスティー・テラコッタの一回り大きいバージョン。PH 2/1は限られたスペースのスポットに置きやすく収まりの良いサイズ感ですが、PH 3/2はより存在感があり、インテリアの象徴として迎えるのに最適です。

ダスティ・テラコッタ

カラーガラスを使ったPHランプは1930年代前後に多く生産されていたもの。当時のヴィンテージは現在も市場で高い人気を誇ります。ダスティーテラコッタはその中から現代のリビングやトレンドを鑑みて厳選されたカラーです。
非常に淡く白みがかかった暖色系の色は他に類を見ないもので、本国スタッフの間ではピーチ色とも呼ばれているとか。表面は艶のあるクリアポリッシュ、2層にカラーガラス、3層に白色のオパールガラス、最も内側にはサンドブラスト加工のマットな仕上げのクリアガラスと多層構造になっており、単色のカラーガラスよりも奥行きがあり、繊細なニュアンスの彩りや光を醸し出しています。

デザインを手掛けたポール・ヘニングセンは北欧だけでなく、現代の照明セオリーの礎を築いたモダン照明の父。彼は1920年代から照明に求められる原則を3つ挙げていました。

・グレアフリー（眩しさを感じない光）
・必要な場所に必要なだけの光を届けること
・暖かみのある色の光

中でも光の色はグレアフリーと同じくらい重要と捉えられており、現代、電球色として一般的な2700Kよりも更に温かみがある2000−2400Kを理想と考えていました。
今回のダスティー・テラコッタは、カラーガラスを透すことで通常の電球色よりも温かみのある暖色系の光になり、ヘニングセンの理想が味わえるモデルとなっています。

時の移ろいを封じ込めたエイジド・ブラス加工

PH 3/2 ダスティー・テラコッタはシェードのみならずボディも特別な仕様。ベースである真鍮に特殊な製法で経年した状態を再現したエイジドブラス加工です。フィニッシュにマットなクリアラッカーを施しているので経年変化なくそのままの状態に保たれます。限定モデルを示す「P.H」の刻印はエイジドブラス仕上げのあとに刻印されており、真鍮の地色が表れています。この刻印もクリアで保護されています。
他にも電源コードがファブリックコードに変更されているなど、通常モデルには見られない特徴が多く見られます。