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- FUWARI W550mm
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ストーリー
内側にくるんと巻いた独特のカーブは、逐次成形という特殊な製法により偶然生まれたもので、真鍮とアルミ、それぞれに巻き方が異なります。円形と三角形を融合したようなフォルムは、見る角度により表情が変わり、生活に好奇心を刺激する要素を与えてくれます。
2サイズ展開で、1灯で住宅のダイニングテーブルに吊るしたり、多灯でホテルの吹き抜けエントランスを飾るなど、様々なシチュエーションでアレンジが可能です。
スペック
●サイズ:高・200 巾・550 奥・480 全長・1500mm 質量・2.9kg
●材質・仕上:真鍮バイブレーション仕上
●デザイナー:永山 祐子
●ランプ別売
引掛シーリング
※E26 LED電球 100Wタイプ(LDG11)使用可(別売)
※ダクトプラグ仕様へ加工可能です(特注対応)
※製造上の特性により形状に個体差があります
光が空間にふわりと浮かぶ、軽やかなペンダントライト
建築家 永山祐子とYAMAGIWAのコラボレーションから生まれた「フワリ」は、独特の曲線美と豊かなテクスチャが魅力のペンダントライト。セードと光源という最小限の要素で成り立つシンプルなデザインは、インテリアの中に穏やかに調和しながら華やかな彩りを与えてくれます。空間の大小を問わず、広くアレンジがしやすく、ダイニングテーブルの上からホテルの吹き抜けエントランスまで幅広いシチュエーションにお使いただけます。
永山 祐子 / ながやま ゆうこ
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「丘のある家」「豊島横尾館」「女神の森セントラルガーデン」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、東京建築賞優秀賞(2018)、照明学会照明デザイン賞最優秀賞(2021)など。現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
見る角度で表情を変える有機的なフォルム
フワリの最大の特徴は、有機的な曲線を帯びた、三角形のシェード。風に舞う絹布を思わせるフォルムは、見る角度により微妙に表情が変わり、見るたびに新鮮な印象を与えます。真鍮とアルミという、素材の異なる2つのバリエーションが用意されていますが、単なるのカラーバリエーションではなく、それぞれに丸みの帯び方が異なり、個性を持っています。この特徴から、シリーズで多灯使いをする際に自然物に見られるような独特な調和が感じられます。
偶然の結果から生まれたオリジナリティ
フワリは素材から製法まで、1から検討されデザインされています。セードは、立体的に動作するノズルで金属板を伸ばす「逐次成型」という手法で作られ、成型後に周辺をカットされます。この時加わった力により、セードは柔らかに、巻くように変形しフワリのフォルムは完成します。当初、この変形は試作の中で偶然発見されたもので、永山氏によりデザインの要素として採り入れられました。この自然の力に近い作用は、人の手でコントロールできず、2つとして同じフォルムのものを作ることはできません。
趣深い質感を生む表面処理
フワリの表面は手作業によるバイブレーション加工が施されています。これは素材にランダムな模様を刻んでいくもので、金属時に錫のような重厚感や質感を醸し出します。真鍮に比べ、ライトな印象のアルミにはさらに黒色をわずかに差し、深みある色合いを生み出しています。セードには最後にクリア塗装が施され、酸化を防ぎながらより重層的な表情を強調します。
採用されたハーフミラー電球により、光は上方向にのみ反射し、セードのテクスチャを強調しながら眩しさのない光を周囲へと広げていきます。ここにもYAMAGIWAの伝統であるグレアレスの哲学が活かされています。