コレクション: INGO MAURER / インゴ・マウラー

Birdieシリーズのアップ。電球に羽が生えた鳥の生き物の群れが飛び立っていくようなフォルム。インゴマウラーブランドページのキービジュアル

インゴ・マウラーは、2019年に惜しまれつつ逝去した伝説的照明デザイナー、インゴ・マウラーの作品を職人の手仕事により生産する照明ブランドです。その高い技術力は、量産化が不可能に思える繊細なデザインを世界中へと送り届けています。

インゴ・マウラーのポートレート写真

一度見れば忘れない、唯一無二の個性を感じさせる照明デザイナー、インゴ・マウラー。「光の詩人」の異名で知られる彼の作品は、光が有機的な生命のように振る舞い、詩的な情緒を感じさせます。
彼を象徴するフレーズが「Design or What ?(デザインか、それ以外の何かか)」。その言葉が示す通り、生涯を通じてデザインとアートの間にあるものを追求しました。彼の作品は独立した芸術作品ではなく、生活したり働いたりする人々との関わりあい、その福利を追求するものとして、建築や工業デザイン分野に大きな影響を与えました。
2006年にはロンドン王立芸術大学名誉博士号を授与され、2011年にはADIコンパッソ・ドーロ賞を受賞しています。

Pick up

B.BULLBの写真。大きな電球のような姿のポータブルライト。

B.BULLB

Design:Ingo Maurer

ビーバルブは、1966年に発表されMoMAの永久コレクションになっている”Bulb”をポータブル照明にしたもの。内蔵LED光源による連続調光にも対応しており、欧州でもいち早くLEDに対応したインゴ・マウラーの足跡を感じさせるものです。

ルーチェリーの・タッチの写真。羽が生えた電球の姿をした一羽の鳥が飛び立つような姿の照明

LUCELLINO TOUCH

Design:Ingo Maurer

ソケット電球はインゴ・マウラーにとって重要なモチーフであり、中でも羽の生えたルーチェリーノは彼を象徴する作品の一つ。電球が飛び立った瞬間をとらえたような詩的なデザインが印象的です。こちらもLED電球に対応しています。

ワン・フロム・ザ・ハートの写真。ハートに2本のワイヤーが生え足下にワニのオブジェが下敷きになっている

ONE FROM THE HEART

Design:Ingo Maurer

ハートから伸びた静脈と動脈を表す2本のワイヤー、そしてベースの下敷きとなっている2匹のワニ。結婚生活へのメタファーが詰まったユーモアに富んだデザインは、インゴ・マウラーが友人への結婚祝いとしてデザインしたものです。

ゼッテルズA5サイズの写真。空中に浮いた無数のメモのような姿の照明

ZETTEL’Z A5

Design:Ingo Maurer

MoMAの永久コレクションにも収蔵されたゼッテルズはインゴ・マウラーの作品で最も知られたものの一つ。シェードとして使われている無数の和紙は、取り付ける位置も、またそこに何を綴るか(綴らないか)も使い手に委ねられています。

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