
CELESTIAL Stories / 3
“天上のあかり”の完成
2023年に始まったセレスティアルの開発ですが、2025年の初夏に入るとようやく、プロトタイプ(試作品)がYAMAGIWAオフィスにやってきました。

プロトタイプに先駆け、社内にはCGによるイメージ画像が共有されていましたが、実体を伴ってあらわれた製品は期待を裏切らないものでした。では、実際セレスティアルはどのような製品になったのでしょうか。

球体からの切り出し
セレスティアルには内側にある白い円盤状のパーツ(ディフューザー)と、外側にある透明なパーツ(セード)の2つから構成されています。このセードは球形のアクリルから削り出すことで生まれてきます。
セレスティアルの素材には当初、ガラスが検討されていましたが、加工が難しく高額である点は製品化の高いハードルとなっていました。


そこでセレスティアルは、アクリルを切り出しに合わせて加工することで、輝きを強調し、ガラスを思わせるリッチな質感の「光溜まり」を実現しました。
この球面は光にも影響を与えます。周辺へ向かう光はセードの曲面で屈折・反射し、柔らかな拡散光となり、影も柔らかなものになります。結果としてセレスティアルは、空間に柔らかく寛げる雰囲気を醸し出す照明として形になっています。

継ぎ目のない一体成型の
メタルパーツ
セードのエッジに取り付けられたメタルパーツは星の環をモチーフとするセレスティアルの大切なアイコン。アルミ塗装仕上げにより製造されています。

アルミの溶接自体、難易度が高い加工で、このように継ぎ目のない局面を実現するには熟練の職工が溶接と研磨を繰り返し仕上げるしかありません。寡黙な存在感の中には、現在も受け継がれる日本のクラフトマンシップが息づいています。
さらなる進化

調光調色可能・薄型な新型ユニット
薄さを一定に収めながら、機能性を担保する調光調色可能な新型ユニットを採用しており、デザインと機能性のバランスを実現しました。

艶感ある仕上がりのディフューザー
ディフューザーはクリア板の内側に200%白色プリントを施し、滑らかな光と質感を実現しています。


数多くのハードルを乗り越えて世に出たセレスティアル。すでにYAMAGIWAのショールームでは海外ブランドの器具とともに展示が始まっています。ぜひ、実地でご覧の上、シンプルラグジュアリーな空間のためのシーリングライトとしてご検討ください。
Contents

CELESTIAL Stories
Main Page

CELESTIAL Stories / 1
ラグジュアリーな空間に調和するシーリングライトを目指して

CELESTIAL Stories / 2
4つの課題

CELESTIAL Stories / 3
“天上のあかり”の完成
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