
CELESTIAL Stories / 2
4つの課題
ラグジュアリーな空間に調和するシーリングライトを目指して開発が始まったセレスティアル。開発のキーワードとなったのが
- 素材の美しさ
- ボリューム感と浮遊感の両立
- 滑らかな曲線
- ミニマル
以上の4つです。

キーワードを元に、ガラスや金属を基調にした優雅なデザインのコンセプトが複数、検討され……

次第に現在のセレスティアルに近い形へと集約されていくことになるのですが、その開発には、多くの課題が待ち受けていました。

1.コストと美のバランス
原材料や輸送コストの高騰から製品の美とコストのバランスは日々困難を増しており、価格を抑えつつ高級感を出す工夫が必要でした。また、製品のエッジやパーツの収め方など、ディティールも量産前提の設計へと最適化していくことが必要でした。

2.素材の選定と制約
初期段階から美しさを優先し、ガラスの採用が模索されましたが、重量・加工・破損リスク、そして量産の難しさが浮上。代替素材の検討を余儀なくされます。見た目と機能性・加工性・コストのバランスが取れる素材探しは困難を極めました。

3.意匠と機能のせめぎ合い
ターゲット層が求めるシーリングライトを検討する中で、調光や調色への対応は避けては通れない課題でした。しかし調光色を可能にするユニットは製品の厚みや構造が意匠性の幅を狭める原因になりやすく、両立は困難を極めました。

4.生産体制の課題
ラグジュアリーシーリングの生産は、従来の生産ラインでは実現できない要素があり、製造方法やパートナー先の見直しが必要となりました。工業製品としての完成度と一貫性、品質維持をどう確保するかが大きな課題でした。

これらの課題をどのように解決していったのか。そして完成したセレスティアルがどんな魅力を持つプロダクトになったのかは次回へと続きます。
Contents

CELESTIAL Stories
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CELESTIAL Stories / 1
ラグジュアリーな空間に調和するシーリングライトを目指して

CELESTIAL Stories / 2
4つの課題

CELESTIAL Stories / 3
“天上のあかり”の完成
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