FLOS / フロス

FLOS / フロス

1962年、イタリアを代表する建築家でありデザイナーでもあるカスティリオーニ兄弟を中心に創設。照明器具のディフューザーとして「COCOON（コクーン）」という当時の新素材に着目しすばらしい拡散光を生み出すことに成功。以後フロスはイタリアのデザイン活動の一大拠点としてアッキーレ・カスティリオーニをはじめ多くの著名デザイナーがその代表作を続出させました。発表された作品は世界のモダンインテリア照明の古典的存在にもなっています。代表的なものには、カスティリオーニの「ARCO」、ジャスパー・モリソンの「GLO-BALL」、マイケル・アナスタシアデスの「IC-LIGHTS」シリーズがあります。
近年は「COORIDNATES」、「ARRANGEMENTS」をはじめとした、拡張性の高い照明デザインで世界的な注目を集めており、公共施設や店舗など様々な空間で採用が進んでいます。

PICK UP

ARCO

Design: Achille Castiglioni

伊語で弧を意味するアルコ。カスティリオーニ兄弟によりデザインされたフロス社初期の代表作です。アーチ状のポールと大理石のベースから成り、フロアスタンドとしても、ダイニングテーブルでペンダントライトのような使い方もできます。

IC LIGHTS

Design: Michael Anastassiades

アイシーライトは、マイケル・アナスタシアデスがデザインし世界的な評価を受けた、フロス社を象徴する名作照明です。フレームの途中に点で静止するようなフォルムはジャグリングのパフォーマンスに影響を受けデザインされています。

GLO-BALL

Design: Jasper Morrison

グロー・ボールはジャスパー・モリソンによりデザインされ、フロスというブランドを世界に印象付けた傑作照明です。繊細な楕円のガラスシェードを中心としたミニマルなフォルムは、空間に寡黙な存在感と人間的な暖かみをもたらします。

FUCSIA

Design: Achille Castiglioni

イヤリングのように下向きに咲く花から命名されたフーシア。アッキーレ・カスティリオーニの代表作の一つです。フロスト加工されたリング状のディフューザーが特徴で、点灯時は浮遊するように発光します。灯数違いのシリーズがあります。

mod.2097

Design: Gino Sarfatti

ジノ・サルファッティのモデル2097は伝統的なシャンデリアをモダンにリデザインしたサスペンションライトです。クロームメッキのフレームと有機的に束ねられたコードが、様式照明のシルエットにインダストリアルな雰囲気を融合しています。

Bon Jour

Design: Philippe Starck

フィリップ・スタルクの代表作の一つであるテーブルスタンド、ボンジュール。美しい透明性と耐衝撃性に優れたアクリル樹脂のボディに、豊富なバリエーションのシェードを組み合わせることで、あらゆる室内に調和する一灯を演出できます。

Taraxacum

Design: Achille Castiglioni

ラテン語でタンポポを意味するタラクサカム。タンポポの綿毛のようにバルブが並ぶ、一度目にしたら忘れられない斬新なデザインです。中心には鏡面加工されたアルミの多面体が位置し、直接光と反射光を同時に届けてくれます。

Oblique

Design: Vincent Van Duysen

建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンとフロス社が開発した革新的タスクライト、オブリーク。97%の透過率を誇る超フラットレンズにより光を屈折させることで、斜めに降り注ぐ、極めて明るい光の束を生み出します。