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- TALIESIN 3 H752mm
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ストーリー
TALIESIN 3(タリアセン 3)は、1952年にタリアセンのヒルサイド・ホーム・スクールの劇場が焼失し再建された際に、ライトがペンダントランプを改良してフロアランプに仕立てたTALIESIN 2(タリアセン 2)をフランク・ロイド・ライト財団の承認をもとに、テーブルランプのサイズにしたものです。
ランプを覆ういくつものブロックで制御された上下方向の光はさらに遮光板に反射し、間接光の心地よい明るさが得られます。遮光板は、ブロックの上下どちら方向にも設置が可能です。下側に設置した場合、アッパーライトとして、より上方向へ光が放射されます。
スペック
●サイズ:高・752 巾・□210mm 質量・3.0kg
●材質・仕上:ウォルナット塗装仕上
●デザイナー:Frank Lloyd Wright
中間スイッチ付
※天然素材を使用しているため、木目や色に個体差があります
TALIESIN 3(タリアセン 3)は、フランク・ロイド・ライトの建築をコンパクトなボディに凝縮したテーブル スタンドです。ライトは自邸であるタリアセンの敷地内にあった体育館、ヒルサイド・ホーム・スクール(1902)を1933年に劇場に改装した際、高い天井から四角い箱と合板の遮光板で構成したペンダント照明を設計しました。ガラスやシェードを使わず、やわらかな間接光を生みだしたこのペンダントをライトは気に入り、1952年に焼失した劇場を再建する際にも、同じデザインコンセプトのフロア照明、タリアセン2を開発しました。タリアセン3は、YAMAGIWAがフランク・ロイド・ライト財団の承認をもとに、このフロアスタンドをテーブルランプにリデザインしたものです。
TALIESIN (1911)
ーライトの理想が結集された総合建築ー
タリアセンと称されるウィスコンシン州スプリンググリーンの敷地内のライトの自邸、設計事務所、教育施設やその他の建物は周囲のコミュニティーの生活に寄与するものでした。プロジェクトの起源は、母親の夏の家を建造することにあり、自然環境を破壊しないような設計がなされました。2019年には落水荘やグッゲンハイム美術館とともに世界遺産に登録されています。
幾重にも重なる光と影のヴェールを生み出す間接照明
タリアセン3は台座から伸びる支柱と複数のランプから構成されています。それぞれの光源を覆うセードは、光を上下方向へと向け、セードの間にある遮光板に反射させることで、心地よい明るさの間接光を演出しています。遮光板は、ブロックの上下どちらにも設置が可能です。下側に設置した場合、アッパーライトとして、より上方向へ光が放射されます。
フランク・ロイド・ライト財団が認定した正統な復刻シリーズ
世界的な建築家、フランク・ロイド・ライトが設計した照明器具の正確な復刻シリーズです。米国のフランク・ロイド・ライト財団の全面的な協力のもと、YAMAGIWAが現存する図面、現地調査、厳正な試作検査を経て、ライトの作品を現代に甦らせました。 YAMAGIWAがご紹介するフランク・ロイド・ライトの照明器具の全てには、シリアルナンバーが刻印された真鍮プレートが付いており、これはフランク・ロイド・ライト財団が認める正規商品であることの証です。タリアセンの支柱にみられる四角い色のついた意匠には、ライトのお気に入りの色、チェロキーレッドがほどこされています。四角い赤はライトのマークでもあり、事務所の図面の承認印としても使われました。
フランク・ロイド・ライト財団
フランク・ロイド・ライト財団は、ライトの優れた装飾的デザインの復刻・ライセンス生産計画を1985年に始動し、家具、テーブルウェア、テキスタイル、オブジェなどを厳選した一流企業と提携しました。照明器具の分野においては、建築家や職人との協働に豊富な経験と実績、さらに高品質な器具が高く評価され、1992年にYAMAGIWAが正式に復刻のライセンスを取得し、1994年にタリアセンなど今日ライトの代表作とされるシリーズを発表しました。
Frank Lloyd Wright
(1867〜1959)
フランク・ロイド・ライトはル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエと共に20世紀を代表する3大巨匠建築家のひとりです。ライトは生涯1100以上の設計をてがけ、およそ400件が実現しました。公共建築、高層建築、美術館、遊技施設、宗教建築、高級住宅から一般住宅にいたる多岐にわたる建築だけではなく、家具や照明、テキスタイル、アートガラス、テーブルウェアもデザインしました。日本においても旧帝国ホテル、自由学園明日館などの作品で、我が国の近代建築の発展、西洋建築の普及に大いに貢献した建築家として知られています。2019年には、アメリカの建築分野で初めて、8つの作品群が世界遺産に登録されました。