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- Asterisk Clock ブラック Φ250mm



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ストーリー
アスタリスククロックは古代ギリシャ語で「小さな星」を意味するシンボルをモチーフにしたモデルです。1950年代、強調記号として使われていたアスタリスクは、Starburstと呼ばれる放射状のシンボルなど並び、時代を象徴するモチーフの一つでした。その背景にはノイマン型コンピュータの登場と、IBMを中心にコンピュータ開発の躍進があり、ワイルドカードや乗算を表す記号であるアスタリスクは、人々にとって新時代を告げる形として受け入れられていたのかもしれません。一般的なアスタリスクは5本ないし6本の放射線により形成されますが、掛時計になるにあたり放射線は12本に調整されています。
スペック
●木材、金属
●高品質クオーツ
●単3電池 x 1
●メーカー保証2年

1950年ごろアメリカの暮らしにおいて、経済的な成長こそが進歩であり豊かさだと信じられてい ました。人々は、経済的な発展により、あらゆることが可能になると信じ、「モダン」であろうと努力しました。
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー George Nelson (ジョージ・ネルソン)は、1970年代 まで、モダンデザインのアイコンとなった「ボールクロック」を含む様々な家庭向けの製品を 発表。特に時計はどれも個性的で、時を刻む機械という役割りを超越し、一つのアート作品のよう です。
スイスの家具メーカー Vitra (ヴィトラ) は、ヴィトラのアクセサリーコレクションの一部として、ジョージ・ネルソンによる時計を豊富なラインナップで揃え、シーズンごとにバリエーションを 増やしています。

1908年 コネチカット州ハートフォード生まれ。
1931年 イエール大学で建築の学位を取得。
1932~34年ローマのアメリカン・アカデミーで建築学を学ぶ。
1935~44年アーキテクチュラル・フォーラム誌のチーフエディターを務める。
1947年 ニューヨークに自身のデザイン事務所を設立。
1946年~66年までの20年間、ハーマン・ミラー社でデザインディレクターを務める。当時無名だったチャールズ・イームズやイサム・ノグチをデザイナーとして起用するなど功績は大きく、アメリカモダニズムの創始者と言われる所以。
その後も多くの企業のためにデザインを手がけ、その作品はニューヨーク近代美術館、ブルックリン美術館、フィラデルフィア美術館の永久収蔵品に選定されている。受賞歴多数。

ジョージネルソンは、1946年から20年間 Herman Miller(ハーマン・ミラー社)のデザイン ディレクターを務める一方、ハーマン・ミラー社の時計部門として設立されたHoward Miller (ハワード・ミラー社) のために多くのデザインを提供しました。

※Howard Miller (ハワード・ミラー社)
1927年設立のハーマンミラー・クロックカンパニーが元。1937年、創始者ハーマンミラー の息子、ハワード・ミラーへ経営を移譲し社名を変更。

1950年にデザインされたアスタリスククロックは、古代ギリシア語で小さい星を意味する「アス タリスク」をデザインのモチーフにした掛時計。6本の線が放射状に延びる星形が一般的ですが、時計のインデックスの数に合わせ12本の線が拡がります。
ノイマン型コンピュータが登場して以降、IBMを中心にコンピュータ開発が大きく進展する1950 年代、ワイルドカードや乗算を表す記号であるアスタリスクをデザインに取り入れたのは、このような時代背景があったのかもしれません。