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- BEAT FAT PENDANT Φ260mm
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ストーリー
BEAT(ビート)はインド伝統の真鍮板金技術を、モダン照明に取り入れた照明コレクションです。「ビート」はシェードの内側に並ぶうろこ状の打痕のこと。全てのシェードは職人の手によって、真鍮板をハンマーで成型することで生まれており、その過程でこのビートが刻まれていきます。
かつては鍋や水甕などの日用品に用いられていた技術は、生活の欧米化や機械化、後継者不足で失われつつありました。ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)主導のNGOプロジェクトに参加したトム・ディクソン氏は工芸技術をデザインピースに採用し、新しい付加価値を与えることを意図し、ビートライトをデザインしました。
スペック
●寸法:高・310 巾・Φ260 全長・1800mm 質量・1.5kg
●材質・仕上:真鍮塗装仕上
●デザイナー:Tom Dixon
●インド製
引掛シーリング
※手作りのため、形状には多少の差があります
一つひとつ
ハンドメイドで作られる、
クラフトマンシップの結晶
Tom Dixon(トム・ディクソン)の代表作の一つ「BEAT(ビート)」コレクション。インドで古くから伝わる真鍮の成型技術に着目してデザインされています。機械化が進むインドの中でも約4日の時間をかけ、職人によってハンドメイドされるシェードは、製造過程でできる、うろこ状の打痕(beat)にちなんでビート・ライトと名付けられています。その形状に一つとして同じものはなく、細かいゆがみや個体差は、製作時の環境によって作り出される天然のフィンガー・プリントと言えます。点灯すると、ビートの凹凸が真鍮の輝きに豊かな表情を与え、きらびやかな輝きを放ちます。
ビート・コレクションのペンダントライトには豊富なバリエーションが用意されています。カラーは「ブラス」「ホワイト」「ブラック」「グレー」の4色。フォルムは「ワイド」「ファット」「トール」「スタウト」の4つに加えて、後年追加された「フラット」「ウェスト」を含めると6つのシェードタイプがあります。テーブルスタンドやフロアスタンドのバージョンもあり、異なるフォルム、または同じフォルムのものを数灯組み合わせてコーディネートすることで、より印象的な空間を演出することもできます。
失われゆくインドの伝統工芸を
モダン照明として復権
インドの真鍮製の水瓶にインスパイアされデザインされたビートライトシリーズ。かつては水差しや、シンプルで彫刻的な調理鍋など、熟練工による真鍮の手打ち加工で製作される日用品が日常的に使われていたインドですが、生活様式の欧米化や大量生産品の流通、後継者不足などで急速に需要が縮小。急速にその姿を消しつつありました。トム・ディクソンは工芸技術の保護を念頭に置きながら、その美しさをインテリアに落とし込むことで世界に発信しています。その仕上がりは高度な溶接技術も合まって、一点一点が工芸美術そのものの優美さをかもし出します。
Tom Dixon(トム・ディクソン)は照明、家具、フレグランスなど幅広い分野で革新的な製品を発表する、欧州を代表するインテリア・ブランドです。英国のライフスタイルブランド「HABITA」のディレクター職を経験したプロダクトデザイナー、トム・ディクソンが、自身のブランドとして2002年に設立しました。様式家具を現代的にアップデートしたウイングバック・チェアや、宇宙服のヘルメットから着想したミラーボールライトなど、モダン・オブジェを思わせるアイコニックなフォルムと、他に類を見ない独創的な機能性のある製品で知られ、中でも代表作の一つである「Sチェア」は、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに選定されるなど高い評価を得ています。トム・ディクソン自身も、2000年に功績が認められ大英勲章を受勲しており、ヨーロッパで最も注目されるデザイナーの一人となっています。