コレクション: Midgard Licht / ミッドガルド・リヒト

Midgard Licht Brandpage KV

ミッドガルド・リヒトは1919年に発明家カート・フィッシャーによって設立され、無段階調整が可能な最初期のデスクランプ「TYP 113」で知られます。同じく1919年に設立され、世界のデザインを決定づけた教育機関「バウハウス」とはTYP 113が校舎の備品として使われるなど、深い繋がりがありました。

また、同校の校長を務めたミース・ファン・デル・ローエやヴァルター・グロピウスも参加した、モダン住宅の展示場「ヴァイセンホフ・ジードルング」でもインテリアに取り入れられるなど、現代のデスクライトの礎を築いたブランドの一つと言えます。

Midgard Licht Brandpage Column bnanner
Stefan diez

そんなミッドガルド・リヒトは現在、世界的なプロダクトデザイナー、ステファン・ディーツにが手がけたAYNO(アイノ)を中心にリブランディングを行っています。世界有数のデザインイベント3daysofdesignにも参加しており、2025年にはYAMAGIWAスタッフが直接デンマークを訪れ展示の模様をレポートしました。展示ではアイノ コレクションが前面に出されるのと同時に、ブランドの歴史も感じさせるスペースとなっていました。

Pick up

Midgard Licht Brandpage AYNO S

AYNO S TABLE LAMP

Design : Stefan Diez

照明コレクション「アイノ」は既存のデスクライトのメカニズムを覆す革新的なデザイン。一般的なデスクライトが、アームに搭載されたバネやボルトにより照らす向きや光の遠近を制御しているのに対し、アイノは弓状に張られたグラスファイバーロッドと電源ケーブルにより光を制御しています。

Midgard Licht Brandpage  AYNO L

AYNO L FLOOR LAMP

Design : Stefan Diez

「アイノ」のロッドは自身の張力によりテンションを保ちますので、関節やジョイントが必要なく、美しいアーチ状の一体形状が実現されています。この機構により、デスクライトはもちろんフロアライトのようにインテリアの象徴的な存在としても活躍します。