
ダビデ・グロッピはイタリアはミラノにほど近い街、ピアチェンツァで1988年に設立されたブランドです。創業当時から既に感情に訴えかける詩的なデザインの照明を多く発表していました。商品に対する考えは現在も変わっておらず、「シンプルさ」「軽さ」「感情」「革新」「驚き」をキーワードに掲げてデザインを続けています。



ダビデ・グロッピは光を「直接光」「間接光」「拡散光」の3つの属性で考え、それぞれの照明やプロジェクト全体を精緻に設計しています。例えば商品で言えば直接光のヌーラ、間接光のインフィニト、拡散光のパブロと属性を代表するデザインが存在しています。
Pick up
MOON
Design : Davide Groppi
文字通り月を思わせるムーンは、ブランド最大のヒット作。独特の表情は植物由来のセルロースを一切含まない合成繊維を使って造られており、日光に当てても黄変しません。すべてが職人の手により造られる工芸品で、継ぎ目ない美しさを誇ります。
直径40cmのテーブル照明から80cmのペンダント、120センチのフロアまで多彩な展開があり、プロジェクトの象徴として見るものに強い印象を残す存在です。

ANIMA
Design : Davide Groppi
コンパッソドーロ受賞のフロアライト、アニマ。ファイバーグラスの極めて繊細なラインから生まれる光は物質感のない幻想的な印象を与えます。ブランドのカテゴリでは「間接光」に属するモデルであり、壁面に照射することで心地よい雰囲気を生み出します。白い壁やガラス面に使うことが推奨されています。

SIMBIOSI
Design : Davide Groppi
空間に合わせて自在に光源を配置できる照明、シンビオーシ。筒状のチューブ同士をつなぐ波状の電源ケーブルがデザインのアイコンとして取り入れられています。構造的には真ん中の2本のみがフランジにつながっており、それ以外は自由に配置できるようになっています。
複数台を組み合わせることで空間を司るシャンデリアやインスタレーションのような活用が可能で、ダイニングやレセプションエリアでの使用例が多いモデルです。









