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YAMAGIWAについて
フィン・ユールは1912年、コペンハーゲンに生を受けた建築家であり、同時にアルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーとも並び、ダニッシュ・モダンの代表的家具デザイナーとしても知られます。当時としては珍しく職人としての経験がないまま、1930年にデンマーク王立アカデミーに入学。構造や物性に対する経験の不足を、独自の審美性で補い、彫刻的なフォルムを持つ独自のデザインを生み出していきます。卒業後は建築家のヴィルヘルム・ラウリッツェンの事務所で働き、1940年には代表作となるペリカンチェアをデザイン。美しさと機能性を両立するデザインは世界的に評価され、1950年代にはニューヨークの国連本部ビル内、信託統治理事会会議場のデザインを総合的に手がけるなど、デンマークデザインの知名度を世界的なものにしています。
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