ペンダントライトのコード加工サービス
照明ガイド
インテリアシミュレーション
THONET - 現存する世界最古の家具ブランド -
Form & Refine - 暮らしに「ちょうどいい」北欧家具 -
パントン・ワイヤー - “魅せる収納” の決定版 -
Tom DIxon - ホームアクセサリー -
Echasse Vase - ミニマルな花器コレクション -
デザインオーディオ製品
会員限定オフライン企画「LIGHT & DISHES」イベントレポート
フランク・ロイド・ライト財団訪問記
キッチンで使うペンダントライトの決め手とは?— YAMAGIWA社員が家族と選んだ1灯—
タリアセン3 スタッフレビュー
YAMAGIWAについて
王族に捧げられたモダンデザインの玉座|ミース・ファン・デル・ローエの代表作
Product ID 481K-251YCRSE4
Brand ノル
Designer Mies van der Rohe
Category ラウンジチェア/他
[481K-251YCRSE4]
納期:メーカー取寄品(ご注文後、個別にご案内)
型番と品名をコピー
カートに入れる
この商品について問合わせる
初めてコード加工をご利用の方はこちらをご覧下さい
1938年、ハンスG・ノルによってニューヨークで設立したKnollは、バウハウスが父、クランブルックが母と例えられるように、2つのデザイン思想と関係を経て現代まで発展してきました。ハンスとその妻、フローレンス・ノルの親交から、ミース・ファン・デル・ローエやサーリネン、ベルトイアなど、時代の先端を行く建築家やデザイナーとの画期的なコラボレーションが誕生し、20世紀デザインに多大な影響を与えたブランドへと成長しました。決して妥協せず研究を重ね作り上げられたプロダクトは、美と心地良さを備えた「使われる芸術品」と評されており、世界的に知られている20世紀モダンデザインを体現する家具メーカーです。ミース・ファン・デル・ローエコレクションは、バウハス最後の校長であり、20世紀建築を代表する巨匠、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの作品群であり、中でもバルセロナチェアと、揃いのスツールは彼の代表作として世界的に知られる傑作です。1929年のバルセロナ万博の際、王族が休憩するための椅子として作られた椅子は、厚みのある革のシートと、薄く処理されたスチールレバーのコンポジション、交差するレッグの溶接・研磨の精度などデザイナーとメーカーのこだわりの結晶として無二の気品を空間にもたらします。
●サイズ/重量:W590×D595×SH390mm / 12.7kg●フレーム:クロームスチール●シート素材/色:レザー(ヴェネチア)/ブラウン●デザイナー:ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ※基本送料 一脚:5500円(税抜/一部地域除く)※完成品でお届けになります(組立作業はございません)
Twitterでこの商品を紹介する
この商品に関する問い合わせ
バルセロナ・チェアは1929年、バルセロナ万博のドイツ館にて、時の国王アルフォンソ13世を迎えるためにデザインされました。チェアを含めたドイツ館の設計を行ったのがミース・ファン・デル・ローエ。ライトやコルビジェと並び「20世紀建築の三大巨匠」と呼ばれる優れた建築家であり、デザイナーです。ドイツ館に王族が憩う休憩場所を設けるにあたり、ローエは王家の権威にふさわしい椅子を作ることを考えました。彼は、ローマ時代の権力者が使ったX字の脚を持つ椅子を原型とし、近代的な空間に調和する現代の玉座としてバルセロナチェアと、揃いのスツールを設計します。古い文明と新しい文脈の調和から生まれたチェアは、クロームメッキのフレームに、上質な革張りの座面や背もたれを配した不朽のフォルムと、X字の構造が生み出す座り心地を両立する傑作として、家具史にその名を残しています。
バルセロナチェアの非凡な美しさは、デザイナーのこだわりと、メーカーのクラフトマンシップの結晶とも言える完成度の高さから生まれています。高品質のバイピング加工を施された厚みのある革のシート。薄く処理されたスチールレバーのコンポジション。そしてレッグが交差する部分の溶接・研磨の精度などバルセロナチェアの生産には高い技術が求められます。万博の後、バルセロナチェアが製品化される際、いくつかのバージョンが生まれましたが、このチェアのアイコンでもある脚部の曲線を美しく、滑らかに表現するのは難しく、ローエが納得できる精度にはなかなか達しませんでした。Knoll社は1947年からバルセロナチェアの生産に携わり、研究開発の末に彼が満足するプロダクトを完成させました。以降はKnoll社がバルセロナチェアの生産を担っています。GodisintheDetails(神は細部に宿る)という彼の格言は、まさにバルセロナチェアのデザインに込められた思いそのものです。
20世紀を代表する建築家の一人、Ludwig Mies van der Rohe(ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)。彼の建築やデザインの特徴は、LESS is MORE(より少ないものはより良い)という言葉に象徴されます。代表作であり、世界遺産にもなった「ファンズワース邸」は、ほぼ壁がなく平面と直線から構成されている驚くべきデザインです。彼のキャリアは父の石積みの仕事を手伝うことに始まり、モダンデザインの旗手であり画家でもあったピーター・ベーレンスの事務所を経て、1912年に自身の事務所を設立しました。彼はバウハウス最後の校長でもあり、1933年の閉校後は渡米して後のイリノイ工科大学で教鞭をとりました。同校でフローレンス・ノルと親交を持ったことが、その後のKnoll社との関係に繋がっています。
20世紀の名だたる建築家やデザイナーと数々の名作家具を生み出してきたインテリアブランド、Knoll(ノル)。上質な皮革と高度な加工技術で知られるブランド、Walter Knoll(ウォルター・ノル)の創設者を父に持つハンス・G・ノルによって1938年ニューヨークで設立されました。バウハウスのデザイン思想に深い影響を受けたハンスは、後にアメリカの名門美術大学クランブルック・アカデミー学長の娘であり、自身も建築家だったフローレンスと結婚。これをきっかけに彼女と親交があったミース・ファン・デル・ローエやエーロ・サーリネン、ハリー・ベルトイアらとの画期的なコラボレーションが生まれ、ノル社はドイツとアメリカ、2つのモダンデザインの流れを汲むようになります。その歴史がそのまま近代デザイン運動の歴史であると称されるほど、ノル社が20 世紀デザインに与えた影響は大きなものでした。「Knoll Studio(ノル スタジオ)」は、ノル社の美と心地良さを備えた「使われる芸術品」のコレクションラインです。