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YAMAGIWAについて
1917年オーストリアのインスブルックに生まれる。1939年トリノ工科大学卒業。1942-45年までの3年間従軍。終戦後1947年ミラノに建築デザイン事務所を設立し、インテリアデザインや家具などのデザインを行う。またその頃マルコ・ザヌーソ、ヴィコ・マジストレッティらと出会いプロジェクトを行う。 1958年、Olivetti(オリベッティ)社のチーフ・デザインコンサルタントとして招かれる。「ELEA9000(コンピュータ)」、「PRAXIS(タイプライター)」、「TEKNE(タイプライター)」や、「Synthesis 45(オフィス家具)」など多くのインダストリアルデザインを手掛ける。それまでのデザインの主流であった流線型デザインを革新的なデザインへと変更を図った。 またロンドン王立芸術学院(ロイヤルカレッジ・オブ・アート(RCA))の名誉博士号を与えられている。 1972年ニューヨーク近代美術館において「イタリアン・ニュー・ドメスティック・ランドスケープ展」に参加。76年にはベルリン国際デザインセンター企画による回顧展がベニス・ビエンナーレ、ポンピドゥー・センターなどで巡回される。 1976年アレッサンドロ・メンディーニらと共に、前衛的なデザイナー集団「Studio Alchimia(スタジオ・アルキミア)」を、1980年にはマルコ・ザニーニ、マッテオ・トゥンらと「Sottsass Associati(ソットサス・アソチャーティ)」を設立し、世界中のクライアントへ向けプロジェクトを手掛ける。 60年代よりラジカルデザイン運動の先駆者的存在となっていたソットサスは、1981年にはミラノでイタリアンデザインの新しいムーブメントであるMenphis(メンフィス)をミケーレ・デ・ルッキらとともに結成。発表された作品はミラノ国際家具見本市において大いに話題を呼び、80年代を代表する一大デザインムーブメントを築く。 1990年4月、六本木ヤマギワ・インスピレーションをはじめ全国5都市において、29点の新作照明器具を集めた「ライト・イズ・アーキテクチャ」展を開催し、国内外で大きな反響を呼ぶ。 1994年、パリのポンピドゥー・センターにおいて大規模な展覧会が開かれる。20世紀後半を通して常にデザイン界をリードしてきたことが再認識される。 2007年に亡くなるまで、多くの作品を精力的に発表し続けた。