テキスタイルデザイナー、建築家、グラフィックおよびエキシビジョンデザイナーとして活躍。戦後のデザイン界の三大巨匠(他:チャールズ・イームズ、ジョージ・ネルソン)の一人と称され、ロスにあるモダンデザインの代表作として名高い「イームズハウス」もジラルドの「外パネルに色を塗ったら」とのアドバイスによって完成したとされるほど、イームズ夫妻との親交も深かった。 ハーマンミラー社の初代ディレクターとしてテキスタイル部門を率いて、数多くの傑作を残し、また伝説の航空会社「ブラニフインターナショナル」ではプロジェクトデザイナーとして指揮。作品には抽象的なデザイン、幾何学的なデザイン模様の中に、多様な色使いで人間愛溢れる豊かさを注ぎこんでいる。サンタフェなどのフォークロアアートへの敬愛から生まれた新しいデザインは、現在も多くのデザイナーを魅了して止まない。