タリアセン特別限定モデルの第3弾|ライトにとって重要な”エレメント”を、現代の素材と技法に込めたオマージュ作品
Product ID 322S7511M
Brand フランクロイドライト
Category フロアライト
[322S7511M]
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2017年からスタートしたフランク・ロイド・ライトへのオマージュ企画「タリアセン特別限定モデル」の第3弾作品がリリースされました。2019年も世界的で活躍する作家3名を新たに迎え、照明「タリアセン2」を原型としながら、作家それぞれの視点でライトの建築に対する思想・概念、建築に用いられたモチーフなどを再解釈し、独創的なプロダクトがリリースされています。国内外でプランニング・エンジニアリングを含めたプロダクトデザインを手がける、鈴木 啓太氏による「TALIESIN ELEMENTS(タリアセン・エレメンツ)」はライトの建築や装飾に見られる正方形から着想を得て、3Dプリントで成形したセラミックパネルと、日本の伝統的な焼き物技術を融合しています。
●ランプ:G9 LED電球フロスト 25Wタイプ×10 ●寸法:高・1895 巾・□360mm 質量・25.5kg●材質・仕上:鋼、ステンレス塗装仕上 鋼クロームメッキ セラミック●デザイナー:鈴木 啓太フットスイッチ付※輸送費別途
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フランク・ロイド・ライトの生誕150周年を機にスタートした名作照明の1つである「タリアセン」特別限定モデルの第3弾を発表しました。ライト建築が世界文化遺産に登録された記念すべき本年もまた国内外で活躍する作家3名によるオマージュ作品が揃いました。現代における建築空間との調和やライトを象徴するモチーフからの着想によりそれ自体で新しく魅力的な作品となりました。
物を生む現場からデザインを考えていたフランク・ロイド・ライト。帝国ホテルのタイル制作では新しく工場まで作ったという彼を称え「今彼が生きていたら、どのような素材と技法に挑んだのか」と考えました。ライトの建築や装飾に見られる正方形から着想を得て、3Dプリントで成形したセラミックパネルと、日本の伝統的な焼き物技術の融合を目指しました。釉薬ならではの揺らぎと崩しが空間に表情を生み、ライトの不完全さをも愛でる感性を反映しています。
「一見非常にデコラティブで複雑に見えるデザインが、実はすごくシンプルな要素によって構築されている。だからいろいろな装飾があったとしても、ひとつのデザインとして綺麗に収まっていると感じました。(...)そこで今のタリアセンの要素を守りながら、彼が好んでいた正方形のデザインで作りなおそうということで考えたのがこのデザインです。」 (インタビューより) フランク・ロイド・ライトはサインやロゴなど、自身の象徴として正方形を多く用いたことで知られています。タリアセン2の光源を覆うセードもまた正方形のパーツで固定されており、ライトにとって重要な”エレメント”であったあったことがうかがえます。鈴木氏はタリアセン2の持つ明確なコンセプトやシンプルな構造はそのままに、正方形を使って名作の再構成を行いました。
鈴木 啓太 / Keita Suzuki プロダクトデザイナー 1982年愛知県生まれ。古美術収集家の祖父の影響で幼少からものづくりを始める。2006年多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業。2012年『PRODUCT DESIGN CENTER』設立。プロダクトデザインを中心に、プランニングからエンジニアリングまでを統合的に行い、家電、モビリティ、家具、日用品、アートに至るまで、国内外で様々なプロジェクトを手掛けている。 近年の主な仕事に、ローレル賞2019を受賞した相模鉄道『20000系』や『12000系』がある。主な展覧会は2014年『サン・ティティエンヌ国際デザインビエンナーレ』(フランス)、2019年『AGC Emergence of Form』(ミラノ)。個展では、2018年『鈴木啓太の線』(柳宗理記念デザイン研究所)、2018年『60 Sounds, 60’s Spirits』(フリッツ・ハンセン青山本店)。また2016年『HUBLOT DESIGN PRIZE』(スイス)をはじめ、国内外での受賞歴がある。
パネルの形状は、旧帝国ホテルライト館で使われているスクラッチタイルから着想。釘で溝引きした独特の模様を3Dプリンターで再現しています。 深みのある緑色の色彩は陶磁器に使われる釉薬によるもの。長崎に位置する波佐見焼の窯元の協力を得て、伝統的な焼き物技術によって仕上げがなされています。鈴木氏は、日本で手がけた作品では、国内のものづくりの技術を多く取り入れていたライトの姿勢に敬意を払い「今彼が生きていたら、どのような素材と技法に挑んだのか」をテーマに制作を行いました。
タリアセン2の支柱にみられる四角い色のついた意匠には、ライトのお気に入りの色、チェロキーレッドがほどこされています。四角い赤はライトのマークでもあり、承認印としても使われました。タリアセン・エレメンツにおいても、パネルを本体に固定する最後の部品にチェロキーレッドを採用。まるで落款のようにライトへのオマージュを締めくくっています。