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Walter Knoll(ウォルター・ノル)社の歴史は、1865年にヴィルヘルム・ノルがシュトットガルトに革のビジネスを起業したことに遡ります。当時ヴュルテンベルク王国の御用達であったことは、現代においてもその確かな技術と質の裏づけにつながっています。その後息子のウォルターが会社を継ぎ、1925年より現在の社名になり、140年以上もの長い間、職人技と革新的な技術の導入、厳選された素材の調達、名作とよばれるデザインの採用を続けています。特に革素材については、皮膚の表面に傷ができないような環境で育つ牛の皮の中で、最も上等な部分のみを買い付けるこだわりをみせ、また、革や糸がいたまないように特別の縫製ミシンをあつらえるなど、専門家からも高い評価を受けています。
脈々と家族経営が続いてきた中、1993年にロルフ・ベンツ家がウォルター・ノル社を買収し、その息子マーカス・ベンツがCEOに就任して以来、伝統と歴史を重んじながらも、さまざまな建築家やデザイナーを起用することで、会社は新たな転換期をむかえました。
今日、ウォルター・ノルは世界中の数々の名作を設計した建築家のノーマン・フォスターや、メルセデス・ベンツ美術館の設計で知られるベン・ファン・ベルケル率いるUN Studioや新進気鋭のデザイン集団のエオス、そして日本を代表する建築家、隈研吾などとのコラボレーションを展開しています。前述のメルセデス・ベンツ美術館、マイバッハの特別顧客用ショールーム、BMW Welt、ニューヨークのハースト・タワー、ベルリンの議事堂などにおいても、ウォルター・ノル社の家具は選ばれています。
上質な革と高度なメカニズムを使用したエクゼクティブ用の家具でも定評があるウォルター・ノルのオフィス家具は、世界のトップビジネスマンに愛用されています。住宅用の家具でもその技術力が発揮され、スリムでエレガントな椅子ひとつにおいても、マイクロポケットスプリング仕様の座面、トーションバーを駆使し、しなりの構造をいかした背、さらに美しく洗練された木目のディテイルなど、他には類をみない、美と心地よさの両方を実現しています。
現在本社ならびに工場は、シュトットガルト郊外のヘレンベルグの駅前に位置し、今世紀に新たに建設したガラスとスチールのモダンな建物と20世紀初頭の煉瓦の建造物は、ひときわ目につきます。モダンな建物の1階が家具工場であり、道行く人が家具づくりの工程をガラス越しにみえることは、ウォルター・ノルのものづくりへの誇りを象徴しています。
2010年には国際的なドイツを代表するプレミアム家具ブランドとして、革新的で戦略的な未来を見据えたビジネスの構築を成したことを称され、ドイツ連邦経営コンサルタント協会よりBDU-Company Awardを受賞。
ウォルター・ノル社は環境への取り組みも積極的で、011年秋に竣工する生産工場増設事業においても、視覚的に美しい建築を実現し、生産効率をさらに高めるだけではなく、徹底した断熱材や冷却システムの導入や、太陽光発電を利用したエネルギーの補充などを介して、エネルギー消費をおさえたサステナブルな建築の完成形をめざしています。
尚、ウォルター・ノルの息子であるハンス・ノルは米国にわたり、1938年にKnoll Internationalを設立しています。 Walter Knoll http://www.walterknoll.de